能登半島地震 災害福祉派遣につきまして

この度の震災におきまして被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

2024年1月1日に発生した能登半島地震の被災地である石川県七尾市に、青森県災害福祉支援チームの一員として当会の職員3名を派遣いたしました。

第一陣として1月19日から24日の期間で、当会 松園ケアラウンジ・スカイの月舘施設長(支援チームリーダー)を含む青森県福祉支援チーム隊員3名と後方支援の事務局(青森県社会福祉協議会)1名の4名で石川県七尾市の御禊地区を拠点に支援活動を行いました。

帰青後、当会本部に於いて活動報告を行った月舘施設長は「第一陣として不安とプレッシャーもありましたが、青森県災害福祉支援チームはもちろん他県の福祉チームや保健師、看護師チーム、福祉部署、市内に点在する避難所など多職種・関係各所と協力し連携を取りながら活動を行い、今後の支援活動へ向けた繋がりを持つことができた。第二陣との引継ぎを終えて帰青しました。」と報告を行いました。

災害派遣報告の模様(左から月舘施設長、米内山理事、齊藤理事長、齊藤常務理事)

月舘施設長は、「災害福祉支援のニーズは、時間経過と共に求められる支援内容が変わる場合が多い。また、避難所での支援は関わり度合いがとても難しく、支援派遣が終わった後や避難所が閉鎖された後のことなども考えながらの支援も心がけている」と普段の施設での福祉支援と災害福祉支援での違い・重要性・難しさを述べておりました。

印象に残る出来事の一つとして「避難生活でストレスを抱えている子供たちに避難所の一部を片付けて遊べるスペースを作った際に、避難所の職員や被災者に『子どもの声はいいね、この避難所は《御祓ふれあい子ども館》が併設されていたところだから、いつも通りな感じでいいね』と、温かい言葉があった」と話していました。

当会からは第一陣の1月19日~1月24日、第二陣1月22日~1月27日、第四陣1月28日~2月2日の期間、青森県災害福祉支援チームとして支援活動に従事いたしました。

被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

楽晴会 災害福祉支援チーム(DWAT)

 

当会では青森県災害福祉支援チーム研修を修了した14名が隊員登録しており、うち2名がスキルアップⅠ修了、1名がスキルアップⅡを修了しております。

また、2023年5月12日には青森県災害福祉支援登録隊員や防災士資格所持職員で構成する楽晴会災害福祉支援チーム(DWAT)を立ち上げております。

当会の主な各施設も福祉避難所として登録しております。